【終の棲家】を探す

〜私の母と私の子、そして私の終活メモ〜

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SGA性低身長症の治療を振り返る

息子の育児を語るうえで欠かせない事柄だったのに、ずっと書けずにいた件。 満を持して振り返ってみたいと思います。

息子は産まれが妊娠29週の超低出生体重児(体重960g、身長32.3㎝)なのですが、いわゆるキャッチアップと言って3歳ごろまでに成長が追いつくと言われていました。

しかし、待てど暮らせど成長は追いつかず(発達含め)、フォローアップ検診では常に身長の伸び具合を気にしていました。

NICU同期の子たちと、どんどん体の大きさで差がつけられていく。ママ友が自分の子供と息子の背を比べてくるのが地味にストレスでした(ハラスメントやでソレ…)。

低身長症の疑い~検査、診断まで

生まれた病院でのフォローアップ検診で、2歳を過ぎても身長の伸びが悪いことは診られていましたので、3歳を過ぎてからの3か月で身長の伸びを見て、検査をしましょうという事になりました。

3歳ちょうどの身長が82.1㎝、その三か月後はわずか2mmしか伸びていませんでした。そこから同じ小児科内での内分泌専門医に紹介を受け、2泊3日の検査入院が決まりました。

入院してやることは、常時点滴をしつつ絶食です。定期的に採血をして成長ホルモンの分泌量を測ります。併せて血液での染色体の検査を受けました。

結果「成長ホルモンは年齢相当の分泌量があること」「染色体の異常がないこと」がわかりました。

それらと成長の記録(検査当時で身長の標準偏差は-3.3SD)などをもって『SGA性低身長症』の診断となりました。 この診断で成長ホルモン剤の治療を始められる事になります。

治療(成長ホルモン注射)開始

検査後の外来診療で主治医から注射の仕方を教わりました(アンパンマンのぬいぐるみ相手に)。

注射に必要なもの一式を持ち帰り、その日の夜から始めたのですが、試しにどれだけ痛みを感じるのか夫を実験台にして、夫のお尻にチクっとしてみたところ「イデッ!」と声をあげるほどの痛みがあったようです。

当時から息子が寝た後に、パジャマのズボンとおむつを脱がせ、お尻にチクっと打っていましたが、ほとんど起きることはなく、最初のころは順調でした…。

おかげで身長の方はそれまでの停滞ぶりがなかったかのように、着々と伸びていきました。 最終的には高1の冬まで打ちましたが、身長はギリギリ160㎝になり、私の身長を超えています。

治療費について

成長ホルモン剤(在宅医療扱い、自己注射)はとにかく高額です。SGA性低身長症と診断を受けたから健康保険の適応になっていましたけど、とても自費では無理でしょう…(注射1本で10万円ぐらい?)。

高額療養費の限度額適用認定証を毎年申請して、それを病院の窓口で見せると窓口支払い額は、44,400~8万円前後だったかと思います。 うちの市では中学卒業までの子ども医療費の制度があるので、後日役所に申請をすると2か月後くらいに自己負担金が戻ってきました。

www.kyoukaikenpo.or.jp

限度額適用認定証、毎年更新になるため、更新のタイミングを忘れてしまうと、窓口での支払いが大きくなってしまうので、リマインド要です。

ほぼこれらの制度によってありがたく賄われ、治療を受けることができたのですが、もしこれらがなかったらどうだっただろう…と考えてしまいます。

衝撃の担当医交代

3歳で検査入院した時からずっとお世話になっていた男性の医師、息子が中学生のころにほかの医師に変わってしまいました。

医師交代の理由は…、前回の診察後、男性医師が体調不良を訴えられて入院、治療の甲斐なく亡くなられたと…。

驚きを隠せませんでした。診察室で交代の医師にそれを告げられ動揺してしまいました。もちろん息子も。その頃、息子の近しい人も亡くなってしまって…。親子で悲しい気持ちを引きずって帰った記憶があります。

交代された先生は、女性の先生で。陰部の発達を時々見てもらうこともあり、息子も恥ずかしい気持ちの方が先行していたので申し訳ない気持ちにもなりました。

治療を終えて…思う事

治療の終了のタイミングは、中学校卒業までの子ども医療費制度が使えなくなった頃か、または半年に一度撮っている手のレントゲン写真で、骨の成長が完成しきるまで(まだ成長の途中なら骨と骨の間に隙間が見える。それがくっついて見えると骨はそれ以上伸びない)か。

身長の伸び自体が止まったかを見てきて、高1の冬に血液検査をやってみて異常がないことを確認して、治療を終了しました。

実はまだ使っていない薬剤が残っているんです…。使い切ることができなかった。

後悔しても遅いけど、もっと小さい時に、注射を起きている時(自分でやるか、母がやるか)にやるという生活を作っておけば良かったなと。

でも出来なかった。

ずっと息子が寝るのを待って、私は先に寝てしまうけど、夜中にアラームかけて起きて、注射準備して、息子の太もも部位までパジャマをめくって。

起きてしまったら太ももをあらわにした状態で再び寝入るまで待つ。

なぜこの注射をしているのか、それを言えないまま終わってしまった。

そして息子も、自分が注射されていることに気づいていなかった…いたかもしれないけど、それについて聞いてくることはなかった。何してるの?!とか。

なかなかこういうパターンもいないだろうな。

3歳のころのまま16歳間際まで、打たない日もたくさんあって。

ちゃんと毎日打ち続ければもっと伸びていたかもしれないけど。

でも無理だったなぁ…。思い出しても涙が出てきそう。毎晩アラームで起きていたころを。

私一人でやってた。最初のころは夫婦で一日交代当番でやろうってなってたけど。

夫はいつの頃からかまったく存在外に。

いちど夜中、あまりにも腹がたって夫が寝ている掛布団をぶん投げて怒鳴りつけたけど、返ってきた言葉は「俺は疲れてるんだ!」だったから。

もう本当に私の人生から消えて欲しい。

まだ捨てられない成長ホルモン注射のセット、針は34Gを使用していた

殴り書きのメモ。一日ノルマ1.5~1.6mg(体重によって増える)を注射器のダイヤルが途中で刺せなくなった時(息子が刺激で動いてしまったり)もある。ねた(寝た)日も。冬場はもっと…。

生きるか死ぬかの治療ではない。だからそこまでの真剣さがなかったと言われたらそれまでだけど。 誰にも言えず今日初めてここに吐き出すこと。許してほしい。

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つみたてNISAを解約、そして新規積み立て開始へ

私はずっと専業主婦なので自分の収入というものがありません。

趣味のものや美容院代洋服代は自分の貯金から捻出しています。

よければこちらの記事をお読みください。 tuino-sumika.hatenablog.com

なぜつみたてNISAを秘密にやっていたか

以前から夫に秘密の「つみたてNISA」をやっていましたが、今年から新NISAが注目されてアチコチで投資のことをやっていると、夫は聞いてくるのです「NISAやってないの?」と。

なぜ言わなかったのか…。

夫は金に煩いというか、

人の金にケチをつけるの大好き人間なんでね。

もうずっと昔、私が銀行で投資信託買っていたころから、基準価格いまいくらぐらい?儲かってんの?損してんの?とまぁ都度都度うるさく聞いてくるのです。それがうっとおしくて。

投資信託が好調ならば「俺もやろっかなー」と言い出し(でもやらない)、不調ならば「やっぱリスクあるよなー」とさもこっちが悪いように言う。

それがうっとおしくて、自分の母だけには「旦那には内緒だけどNISAやってる」と話していました。

ところが昨今のはやりに乗って、そんな夫も投資に興味が出てきたようです。どこの証券会社がいいとか、なんの株がいいとか言い出してきました。

そうすると巻き添え食ってくるのは妻(私)の方で、自分ではよくわからないから調べてみてくんない?とか他力本願しだすのです(知るかよ)。

そんなやり取りを続けているうちに、私にはやらないの?と何度も聞いてくるように。 (夫一人でやるには操作の事とかが不安だったと見えて)

ははは…もうやってるけど笑とは言えず(言いたくない)。

ついに夫も「株を買いたい」と言い出し、証券口座を開くまでに至ったのです。

私は楽天証券でつみたてNISAをやっていたので、なんとか理由をつけて「SBI証券が良さそうみたいね」と情報を流し、夫の証券口座をSBI証券に開設する運びとなりました。

夫はパソコン関係もそうだし、難しいことは全スルーするスキルを持っているため(丸投げ)、私が開設から入金から諸々の申請を行いまして、無事夫の証券口座開設に至りました。

そうすると、自分でもつみたてNISAをとっくにやっている事を誤魔化し続けることが苦しくなってしまい、いったん精算して楽天証券の口座を0円にしてから、さも「私もはやりに乗って初めてみたんだ~♡」のテイで再度つみたてNISAの設定を行う事にしました。

め!ん!ど!く!さ!い!なぁ…。

夫が金銭的モラでなければこんな苦労はせず、着々と貯めてこれたのに…。

実家を売却、そのお金を元手に再度積み立て設定

実は2年前に実家を売却し、その代金が、母1/2、兄と私に1/4ずつ入ってきました。

大した資産価値ではありませんが、私にしては大金です。確定申告をしてだいぶ目減りはしましたが。

今までは、3千円~5千円しか毎月の積立に割り当てられませんでしたが、もう私も51歳。 いまからちまちました額を積み立てても、長い間積み上げる事ができません。 なので再設定からはひと月10万円をつみたてNISAに充てることにしました。

そのことを夫に言うと「お母さんから貰ったお金でやるんだ?わら」という超カチンなWordを浴びせられましたけど、気にしません。

私は私でコツコツと老後資金貯めるから、子供たちがそれぞれの住まいに入ったら別々に元気に暮らそうぜー(と内心思ってることは夫は一生知らぬままでいて欲しい)。

せっかくなので。 私の胸の内を吐露したところで、一度精算したつみたてNISAのことを記しておきます。

自分で楽天証券からひっぱってきた数字をスプレットシートに貼り成形した一覧のスクショです。

上が昨年末(23年12月)までのもので、下が今年に入ってからの新NISA分です。

◆運用期間2019年6月~2024年3月◆
旧)つみたてNISA(2019年6月~2023年12月:4年6か月)
新)つみたてNISA(2024年1月~3月:3か月)
積み立て期間:4年9か月
投資額:178,194円(うち楽天ポイント利用分10,519円)
解約時評価額:290,591円
評価損益:112,371円 (楽天ポイント利用分を差し引くと、純投資損益は122,916円



一か月あたり2,156円を生んでくれたことになります!

もっと積み立て額増やしておけばよかった~涙

新しく設定したNISA

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超二大巨頭?ガチ勢?の選択ではありますが、この2本でまったり積み立てしていきます~♪

大きく育ってくれー!頼むー!

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娘は中1生、息子は高3生になりました

5か月ぶりの更新です(驚愕)。

雑務と感染症に脅かされた冬を過ごし、春になりました。

ただただ歳を重ねるだけで、日々は無情にも過ぎ去っていきます。

卒業、入学、進学

娘は支援学校小学部を卒業、この春から中学部へ上がりました。

ぶかぶかの制服が可愛いですよ…えぇ親バカなので笑

一体いつになったら制服が一人で着れるのだろうか。

高等部の卒業までには着れるようになって欲しいな…(あと6年)。

そして息子は支援学校高等部の3年になりました。

学校生活最後の年です。学校というシェルターに居られるのもあと1年しかない。

無駄に気持ちだけ焦っています。

「就労」先の決定まで

目下の大きな悩みはもちろん「就労」についてですね。

悩んだところで悩むほどの選択肢があるわけではなく、卒業後の生活を憂いるばかりです。

果たして通い続けることはできるのだろうか…。

3年の前期で最終的に「ココで」という実習先に、就労のための試験のような意味合いで再度実習に行くことになります。

そこで先方から来てもいいよというお返事をいただければ、あとは事務的な手続きが続くのだろうと思います。

いろいろと思う事があっても、日々それらを記録していくことが出来ない。

障害児抱えて、外で働いているお母さん、本当にどうやって時間をやりくりしているのだろうと思います。

あっという間に小中高の12年間って過ぎていくのですね…。

年度始まりで散らかった荷物を整理していて、小学校時代のプリントや連絡帳を見て、この頃も大変だっただろうけど、もう一度小さかった時に戻りたいと思ってしまいます。

子供たちが生まれた日からもう一度、今の知識で育てたい。 今ならもっとうまくやれるはず。 …というしょうもない妄想をよくしてしまいます。

娘の発育

娘は小柄な方です。身長は最終身長で150㎝に届かないかもしれません。成長曲線から予想すると。

胸の肉もついてきたけど、まだ胸二重のキャミで大丈夫な感じです。

ですが、ついに…先日生理が来てしまいました。

実は年末にもおむつにうっすらと血のようなものがついて「!」と思ったのですが、その時はそれっきりで。

おりもののようなものもはっきりと出てる!と確認はできてませんでした。



ところが先週朝おむつ替えした時に、股間から「たらーん」と水状のものがぶら下っていたのを偶々見つけて。

おしりふきで拭ってみたところ、無色透明なおりもののようなものでした。

あぁ、この状態なら近々になるかもしれないなと思った二日後、学校の担任から電話があり「今日学校で生理が始まったみたいです」との事。

学校でかぁーッ。家で始まってほしかった…。

その日は放課後デイに行っていたのですが、男の先生の送りだったため詳しいことは聞けず。 お風呂前におむつを見たら、極々うっすらと血がついていました。

想像していたより少ない!これは本当に生理なのか謎すぎる。

調べてみたら最初のころは少ないようなので、切れ痔とかでなければこれは生理なのだろうと。

あーついにといった感じです。ついに…おむつが取れないまま初潮を迎えてしまった。

周りに同じような状況のママがいないので、しかるべき対応がわからず困惑しています。

とりあえずおむつはおむつなのですが、生理用のナプキンをひくと尿が出たときにびちゃびちゃになってしまいそうだったので、尿漏れ用のパッドを事前準備はしていたのでそれをつけておむつを履かせて…翌朝。


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↑ちなみにおむつは現在こちらを使っています。
毎回12Pずつ購入。家は段ボールだらけ…。


尿漏れパッドってめっちゃ水分含むんですね。

水分含んだ状態だと山のように真ん中が盛り上がっていてそれが股間にググっと挟まったような形になっていました。

肝心な軽血の吸収は…。尿に紛れてはっきりと血が確認できません。まだ少ないからか。

まだ少ないうちは紙おむつオンリーでもよいかもしれない。

うーん、誰か教えて…。

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高2現場実習を終えて

早いもので明日から「冬休み」。高2生活もあと2か月ちょっとになってしまった。

高2から始まる現場実習も前期後期と2回あり、前期は3日、後期は5日、無事乗り切ったけど…とにかくしんどかったなぁという後味感。

ざっくり前期後期の実習をその他の事を振り返っていきます。

前期実習 初日から涙…

前期の実習に行く前の話をブログに書いていたのだが

tuino-sumika.hatenablog.com

「カフェの運営」と書いていたけど、実際に行ってみたらハンドメイド品の制作&販売という感じだった。

カフェの方もあるにはあるけど、コロナで実質休業中という。

やっぱり資料だけでは現状はつかめないものである。

就労継続支援B型事業所と生活介護を併設、日中の利用者が帰るころには放課後ディに代わるという経営的にはムダがなさそう(多機能型なので他いろいろやっている)。

ハンドメイド製品をある程度作っておいて、販売会とかイベントの時に売るって感じの所だ。 いわゆる、「作業所」という括りのオーソドックスな形態なのかも。

事前打ち合わせも散々、非コミュを発揮してきたけれど、息子、初日に利用者&スタッフを目の前にして緊張がすごくて、挨拶の一言も出てこない…しまいには大粒の涙をぽろぽろとこぼして、私の方が居たたまれず泣きそうだった…。

本当にこういう所が弱い。日直だとか発表ごととかがとにかく出来ない。

それでも3日間、ノリ的にはアットホームな所だったので、なんとか乗り切ったが、不器用な息子にとってハンドメイド品の制作は困難で、B型といえど、それを製品として売る…というレベルのものを作る生活は現実的ではなく、きっと利用したとして雑務的なことがメインになりそうだ。



あと、直感的に思ったのは、保護者が販売会やイベントに駆り出される予感が大いにある。子供たちが作ったものを親が買っていくスタイルね。中学でも高校でもそうだけど。「買ってあげないと…」という雰囲気がこの先もあるんだろうな。


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障害者の雇用がそういった部分に頼ってきている現状は仕方ない。仕方ないけど…。それを思うとこの子たちは何のために一生懸命作っているんだという気持ちになってしまう。

後期実習 とにかくシンドイ…

後期は後期で同じ就労継続支援B型事業所だったけど、規模がデカくて利用者も60~70人くらいいそうだった。

ガッツリ「お仕事」系の事業所。しっかりとした企業の仕事を請け負っており、清潔に仕上げるスキルが求められる。

大きな部屋でテーブルの上に広げたアイテムを仕上げていく、立ち仕事。イメージ的には「内職」作業のような。ダンボール山積みみたいな場所。だけどしっかり企業系のお仕事なので工賃は良さそう。

いちばん良かったのは同じ支援学校卒業のOBがいたこと!それはとても心強かった。昼食もあり。人数もそこそこいて時折イベントなどもあり、会社で働いているという実感を得られそう。

唯一、残念なのが送迎が最寄りの駅発着の小型バスしかない事。たった一駅ではあるが、その最寄り駅に行くまでに乗るウチの最寄り駅に行くまで徒歩30分ほどかかってしまう…。

電車が遅延した時、悪天候の時、SUICAがなくなった時、その他トラブルに巻き込まれた時…想像しただけで居ても立っても居られない…

それか、普通のバスを使っていくルートもあるが、その最寄りのバス停までが徒歩25分とか…。 いや、普通に小学校とか通うんでも徒歩25分くらい歩く子は歩くけど…これが自分の息子に置き換えると「それできるか?」という気になる。

息子的には前期に行ったアットホーム作業所の方は良かったとのことだが、母的には後期の方を推したい気持ちではある。

エビリファイの服用お試し 

前期の実習であまりに緊張が高ぶるので、半年に一度ペースで行っている精神科で相談したら、あっさりと薬を出された。

エビリファイを1.5mgを寝る前1回。これを後期の実習が始まる1週間前から服用してみるというお試し服用だった。

薬を飲むこと自体、息子は抵抗がないのだが、なんて言って飲ませるかなーと考えたけど「やる気が出る」という風に伝えた。

後期実習の始まる1週間前から服用を始めたところ、2日目の学校で突然「眠い!」と言って床の上に大の字になって寝てしまったそうだ。副作用の眠気が出てしまったようだ。

眠気はそれ以降強く出たことはなかった。言動はちょっとだけマイルドになり、返答が怒ったような口調で言っていたのが少し穏やかにはなった。

が、何ていうのか…「キレがない」感じ。ボヤっとしているわけではないんだけど。

効いている感じはすこーしだけあるけど、これを日常的に使い続けたらどうなるんだろう…。

10日分飲み切って、顕著に態度が戻る様子もそう感じなかったけど、後期の実習はOBもいたという安心感や、二回目という事もあり、なんとかなったという感じ。

その後また受診の機会があり、後期実習の様子も伝えたら、1mgに減らしてまた次の実習の前に…という話になった。

高3の実習で決めなくてはという焦り

前期後期と実習に行って。親も送り迎え&事前挨拶&反省会に立ち合い。本当につらいと思ってしまった。

クラスの子の話を聞くとみんな陽キャタイプなので「お仕事」や「会社の人」と話すのが楽しいらしくてすごくうまくいってるように見える。

高3で行く実習先を再考しなければならないと思う。

学校のリストに載ってないところでも掛け合えば可能なケースもあるようだし、高かろうと昼食は毎日提供がある方がいい。

自分でコンビニで買うなんてことになったらそれは大変厳しい(金銭面ではなくて、買い物のスキルがなさすぎるので)。

あと通勤の問題。自宅にいる限りこれは一生ついて回る問題だ。どうにか公共の交通機関を一人で使えるまでに何とか成長させないと…。

問題マジ山積み…。

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【作業所】現場実習始まる~就労への一歩目

息子も高等部2年生になりました。 もう夏休み目前、卒業まであと1年半しかないという事実に、毎日打ちひしがれています。

高1時点で現場実習へのアプローチが始まっていましたが、いよいよ来月から実習が始まります。

希望した実習先

現状、現実味がある就労先としては就労継続支援B型事業所なのかなと思っています。

息子は人に伝わるような話し方、電話や一人での買い物、困ったときのSOSを発することができません。

正直、A型は厳しい。ましてや一般(障害者枠)などは到底無理。 まだ小さいときは、将来一般で働けたらいいな~なんて思っていましたけど…。

その頃の自分が腹立たしい…甘すぎ

学校に提出した希望する福祉作業所は3か所。 そのうちの一つに実習先が決まり、来月3日間行くことになります。 今月末にその実習先で4者(本人、事業所担当者、担任、保護者)打ち合わせがあります。

作業内容としては、カフェの運営です。ちなみに利用も見学も行ったことはありません。 場所として「あそこにあるな」程度の認識。

ぶっちゃけ、実習先の選択は「場所」が第一で、その次に「内容」で、かつB型。 これだけで選びました。

もしかしたら実習に行ったところに本当に就労することになった場合、交通の便があるのかどうか、送迎があるのかどうか。 そこが一番重要だったりするわけです。

本人ひとりでの行動が難しい現状

交通の便が本当に悪いわが地域。最寄りのバス停まで徒歩15分、最寄りの駅まで徒歩25分とかそんな辺境です。

高校卒業後、就労先まで自力で行けるか。これはとても大きな問題です。 息子は電車やバスの乗り方はわかってはいますが、なんせ一人で出かけたことがありません。

出かけたい(遊びに行きたい)くせに、一人では行けない…ずーっと付き合わされる母。 このあたりを相談すると行動支援を利用してみては?と言われますが、それすら順番待ちの現状らしく、着手に至っておりません。

だから、自宅に送迎が来てくれるところか、最寄りの駅でピックアップしてるような事業所でないと、毎日母が送迎することになってしまいます。

それは今よりももっと親の負担増でしかない。

保護者の体験談からうかがう厳しさ

学校で卒業した子の親御さんを招いてお話を聞く機会がありました。 B型事業所と生活介護に通っていらっしゃるお子さんを持つお母さま方。 もうぶっちゃけ、卒業後の方が「忙しい」と仰っていました。 支援学校は下校後に放課後デイサービスに行ってるケースが多いと思いますが、卒業してからそれがない。

支援学校の時より早く帰ってくる。自宅までの送迎がないため、集合場所までの付き添いが朝と午後にある。結果、母親はいつまでたっても外で働く機会を得られない…。

お話伺って正直、暗い気持ちになってしまいました…

卒業後の生活も今と同じ気がしてきた

時間的にはより厳しくなるという事を予想します。

いま、息子は放デイがない日は、スクールバス停にまで車で迎えに行って、家に帰ってからはゲームかタブレット三昧。

きっと卒業後もそんな毎日を繰り返すんだろうなぁ…。

学校の生活単元で「将来のこと」を考える日があったそうで、「お金」について先生に聞かれた息子は「お金はお母さんがくれると思います」と答えたそうです。 それを連絡帳で知って膝から崩れ落ちそうになりました。

お金は自分で稼ぐという意識、いつか息子に芽生える時がくるのだろうか。 本当に私がずっと健康でいなければ…。

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サ高住入居申し込みへ~諸々の手続き始まる

前記事の続きです。2社4件のサ高住を見学してからの話です。

tuino-sumika.hatenablog.com

サ高住で要支援2でも入れる&キッチンバストイレ付き居室にもうここしかない!と、母は帰宅後早々に電卓を叩いたそうだ。

なんとか預貯金で賄えそうという母の計算

年金がない母にとって、今ある預貯金だけで生涯暮らしていけるか…それは自分の寿命があと何年先なのか…という超現実的なお金の話。

私はこの時点では、母はどの程度預貯金を持っていることは知らなかった。 だから正直心配だった。

とても死ぬまで持ちそうにない…という計算結果だったらどうしようと。

サ高住に入居しての生活費。 一か月およそ14万円、 ここに食費や医療費などを加えると大体20万円ぐらいは必要。

それを踏まえて、『預貯金だけで〇年くらいは大丈夫そう…』と判断したようだ。 ホッとした…あ、大丈夫なんだ…と胸をなでおろした。

兄も「よくお母さんにそんな貯金あったな…」と後になって漏らしていたが。 実家はカツカツの自営業で、低所得層だと思っていたから。

母はお金に関してはキチっとしている人だ。 NISAなんかもやっているけど、毎日テレビの株価なんかは気にして見ていたり、基準価格を調べてちゃんとノートに取っている。 その点、ドンブリ勘定ではないことは確かだと思ったので、私たち子供にお金の事で心配をかける存在でなかったことは、大変にありがたいことだと思った。

国民年金を支払ってなかったけど、その分の蓄えをしていたのか。まだ景気の良かった時に稼いでいたのか。まぁコツコツと貯めてきたのであろう。

兄にもサ高住の詳細と仲介業者を伝える。兄も資金面では心配していたようだが、実家を売ればあと少しは足しになるでしょ~と私よりはお気楽感だった。

翌日、仲介業者である不動産会社に電話で「〇号室でお願いします!」と伝えた。相手も確信あったような電話口の感触だった。すぐに必要書類を郵送してもらう運びになった。

実家の売却

実家は土地も家屋も自己所有なので、売却すれば現金も入ってくる。家屋自体はもう価値はないから更地売却になると思うけど、「土地」という財産があったのは父に感謝だ。

母がサ高住に入ってしまえば、もう実家は不要になる。生前で売りたいという希望が母自身にあったため、これに関しても私たち子供が説得したりする必要もなく、トントントン…とこの後、事が進むことになる(この件については、別途詳しく書きたい)。

入居審査

当然のことながら入居審査があった。 母自身には収入がないから、保証人が2人、身元引受人(緊急時の)が1人必要。

これは兄と、私の夫(頭下げるのは苦痛だけど、お願いした)に保証人になってもらい、身元引受人は私がなることに。身元引受人は収入がなくても良いとの事。

入居審査用の用紙に、兄と夫の勤め先や年収を書くところがある。

兄はそこそこの収入がある。うちの夫は…、まぁ所得制限の諸々はまーったく気にしないで大丈夫!な年収額です(笑)。

はたしてこれで入居審査が通るのだろうか…、審査が通ればすぐに入居の手続きができるから、不動産会社の人には「FAXでお送りいただけますとすぐに審査できますから」と言われ、恐る恐るコンビニからFAXした。

「FAX致しましたので審査お願い致します」と電話で一報入れたのち、5分ほどでコールバックがあり「審査下りましたのでお手続き進めますね~」と。

審査バリ早っ!でも兄の年収額が少なかったらどうなっていたかはわからない…

その他入居に関しての事

あとは普通にアパートに住むような手続き(書類関係)が山のようにあって、他に母の健康診断が必要だった。生活上の注意点などの医師の意見とか。これも近所の整形外科で母一人で行ってくれたのでサクッと終わった。

電気水道手続き…、市役所の転居手続き…。引っ越しには新しく家具を買う必要もないので、夫の会社でトラックを借りて兄と私と夫で済んだ。

済んだ…と一口に書くが、ものすごぉぉぉく引っ越しは大変だった!引っ越しは業者に頼むのが超ベスト!本当に!!

母の住まなくなった実家に、この後荷物処分で何度も何度も通って、このあたり人生イチ疲れてたな~。今思い出しても本当に大変だった…。

(つづく)

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サ高住見学からの具体的な内容説明まで

前記事の続きです(前回が約1年前の記事…時間の経過が恐ろしい…)。

見学1発目の「住居型老人ホーム」がバリュー価格なりの施設内容だったので、もうちょっと出してもトイレ付居室が良いという気持ちになった母。

最初に検索サイトからバーっと取り寄せたパンフレットの中から、今通っているデイサービスには通えないけど、風呂トイレキッチン付きのサービス付き高齢者住宅の見学2件を申し込んだ。

2件とも系列の施設なので同日にハシゴで見学できるよう予約をお願いした。運営会社は不動産の会社、それなりの接遇ぶりに前回との違いを感じる。やはり客商売の会社だなと。

3件目の見学

すでに営業スタッフが現場待機していてくれた。前回のように待たされることなく、「いらっしゃいませ」というウエルカムな雰囲気を醸し出してくれてそれだけで印象は二重丸。

見学というよりマンションの内見のようでもあった。空室にちゃんと家具(ベッド、テーブル、収納等)が置いてあって、実際に入居した時の生活イメージがしやすかった。家具を置いてしまえば手狭ではあったけど、前回の真四角な4畳半程度のガラン…とした部屋より、マシな生活にはなりそう。

バリアフリーのユニットバス、トイレ、洗濯機置き場、洗面台、IHクッキングヒーター、下駄箱、クローゼット…冷蔵庫も一般的なサイズのものが置けそう。サ高住とは言え立派な内容。普通のワンルームマンションに近い。居室の入り口だけが、木の引きドア(鍵付き)っていうだけ。

なんとペットの飼育まで可能!1F居室のみ&敷金上乗せあるけど。

モデルルームになった部屋と、廊下を挟んだ反対側の家具なしの部屋も見せてもらった。家具なしの部屋の方は、外が駐車場向きで、モデルルームの方は民家に面していた(小さい子供がいる若い世帯っぽい)。モデルルームの方の部屋の方が賃料が3千円ほど高かった。

施設の責任者とも軽くテーブルで話したけど、こちらは女性で「ザ!介護系」な女性職員。不動産会社の営業スタッフは若い男性だったので、ちょっと使われている感はある(笑)。

施設の1Fは、食堂兼リビングといった感じで、コロナじゃない頃は趣味の講座なんかもやっていたようだった。大画面のテレビや給茶サービスもあって部屋に閉じこもりっきりにならなければコミュニティも生まれそう。

大きなポイントとして、激安スーパーが徒歩圏内にある。ただし今の母の状態で歩いていけるかはどうかわからないけど、母的にはそれは大きい要素だった。

前回との比が大きいため、もう決まりそうな予感があった。

4件目の見学

3件目のサ高住から車で10分くらい離れた場所にある系列の4件目。ホテルの敷地内を切り売りしたような場所で、ホテルの駐車場を通って入っていく。駐車場には困らなそうだけど、ちょっと日当たりがよくなかった。

居室は先ほど見た3件目とほぼ同じ。ただ日当たりは良くない。あと近くにスーパーらしいものもない。同敷地内にデイサービスが併設しているが、必ずココに通う必要はない(1件目の老人ホームは建物内のデイサービスしか利用できないって言われた)。いろいろ違うな…。

見学して比較すると、介護の闇を感じるよね…

3件目、4件目の共通事項

どちらにも共通しているのは、スタッフは夜8時以降はいないこと。その代わり、万が一の時用にセコムホームセキュリティに加入している。ボタンを押せば駆けつけてきてくれるシステム。

あとは諸々のサービスがあるけど、送迎〇回まで無料とか、移動スーパーや生協なども利用可。

営業スタッフからの説明

費用的にはこれだけの内容だったら、むしろ安いのでは…という気になっていたけど、実際そこに入って母の生涯資金は足りるのだろうか。ここは生活保護の利用は不可とはなっていたけど…。

でも、施設は良い。とても良い。加えて見学が終わってからスムーズに営業スタッフから諸々の説明を受けていたらもう入居する前提で話がトントンと…(費用の引き落とし口座とかその辺まで)。

ただそこでは契約の書類は書くことはなかったけど、母的には3件目の方が良かったみたいだし、ほかに見学の申し込みも来ていると小耳に挟まれたので、あとは資金繰りだけという状態になった。

不動産会社からの「仲介」というスタイルになるので、入居時費用は結構かかる。敷金、仲介手数料、火災保険。それに毎月の賃料、共益費、基礎サービス費となる。

あと、電気代水道代は個別負担でかかる。

希望していたモデルルームの方の賃料だと

  • 賃料66,000円、共益費15,000円、基礎サービス費35,000円+電気水道代
  • 入居時費用220,000円
  • 毎月+食事を頼むなら1食あたり700円

できるだけ早く返答しますということを営業スタッフに伝えて帰路についた。

実際、母の資金がどれくらいあるのかがわからないので、何にも言わなかったけど、費用の心配はやはりあって、もし払えなくなったら、兄と私で費用の面倒を見ることができるかは心配ではある。

(つづく)

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