【終の棲家】を探す

〜私の母と私の子、そして私の終活メモ〜

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半年以上ぶりの更新です

お久しぶりです。
実に半年以上ブログの更新ができておりませんでした。
この半年…いろいろありましたわ。

指を骨折しました

昨年末、とんでもないことが!
なんと私、利き手の薬指の第一関節が折れてしまいまして(涙)。
暮れの、暮れの、超~年末に、手術をしまして。
全治3か月と言われていましたけど、結局指は完全に元に戻っていません。


折れた部分の骨はくっついたものの、「マレットフィンガー」という第一関節がクイっと曲がった状態のまま…です。
自力でリハビリ(指を曲げたり伸ばしたりするだけ)していますが、元に戻る気がしないです。

一生?このまま?本当に気持ちが落ちています。

母が「人工股関節置換術」を受けました

前々からずぅっと言っていたのですが、母の股関節がもう使い物にならなくて、サ高住に移ってから生活上の運動量が減って、どんどん歩けなくなって…シルバーカーを押してなんとか歩いている状態でした。

かかりつけの整形外科も転居でなんだかうやむやになってしまったままでしたが、どちらにしろ介護認定の時期になれば医師の意見書が必要になるので、どこかしらの整形外科にかかっておく必要はありました。

開業医のクリニックに通うこと数回、あれよあれよという間に専門病院への紹介が決まり、大病院での初診検査…3か月の間に入院手術退院までが終わりました。

あれだけ、何年も、病院を調べてなんだかんだと言って、でも母一人で近くの整形外科に通っていたときには手術には至らなかったのに、移動の問題で私が付き添いで整形外科に同行するようになったら、手術の方向へ進んで。

その数年が本当に無駄だったと思います。なんでもっと早くにやらなかったのか。いろいろと母一人では話が進まなかったことを、母から愚痴られてもこっちが愚痴りたくなります。

今はサ高住で問題なく過ごせてはいるようですが、やはり足(車での移動)がないので、あいかわらず支援業は続いています。
せめて近所くらい歩いて行って欲しいとは思うのですが、なかなか一人では行動できないでいます。

息子は高2に、娘は小6になりました

同じ特別支援学校の高等部と小学部にいる我が子らも進級。ついに娘は小学生ラストイヤーです。ラストイヤーなのに、あいかわらずおむつです。一生取れる気がしません…。

息子はいよいよ現場実習が始まる学年です。これも保護者の出番ありまくりで、今から戦々恐々としています。

二人の将来を悲観する日々は続いていますが、おそらくあと数年もたてば、今の「今」のこの時期が眩しく思える日が来るのかなと思います。いうてもまだ二人とも子どもですから。

自分が健康(心身ともに←いちばん必要なこと)であること、それを維持することが、この「今」をどんどん伸ばしているのだと改めて思います。

はー、今日は二人ともデイがないのでこれからお迎えです。
また時間をみつけて、つらつらと書きます。

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親亡き後問題について間違った認識をしていた事

先日、とある動画セミナーを視聴しました。
主な内容としては「後見制度」の事なんですけど、私はこの動画を見るまで多大な勘違いしていたことに気が付いてしまいました。

後見と親権

すごい恥ずかしいんですけど、でも意外に同じように思ってる方が多いんじゃないかと思います。
それは「親は障害のある子に対していつまでも面倒を見れる」と思い込んでいた事。

後見人という制度があることは、見たり聞いたり…でもまだ先の事だと思っていました。それは親がもはやこれまで(体力的に子の面倒を見れなくなるまで)というときに、誰かに子の財産管理を委託することだと。それまでは親は子の金銭を管理できるものだと思い込んでいました。

ところが違ったんです…ほんとに己の知識のなさに愕然としてしまいましたが、子が成人すると親権はなくなります。わかっていたようでわかっていなかった事。子が成人すれば金銭を管理するのは子自身で、親にその権利はなくなるという事ですね。

それを改めて認識できただけでもこの動画セミナーを見た価値があったんじゃないかと思います。

っていうか世の中の障害児を持つ親、みんなそれ知ってた?もうほんとヤバいわー。

ということで、親権が消滅する「子が成人になる時」以降は、子の財産管理は「後見」制度が必要となるわけですね。

成人年齢引き下げ

知らなくてヤバかった事、もう一つ。今年4月から民放の改正で成人年齢が18歳になった事。

へーあーそうなの~?選挙に行く若者が増えるといいね~と全くの他人事として受け取っていましたが、めちゃくちゃウチ関係ありまくりだった!

子が18歳になると成人、イコールいままで親がやっていたことが出来なくなるということ。役所関係法律的なこと諸々…子の権限でしかできなくなる。

18歳になれば車の免許が取れるー(うちの子は無理だけど)とか、携帯や賃貸物件の契約…とか、マジで他人事すぎた成人18歳問題。あと2年半しかないじゃん…。近いことでいえば、マイナンバーカードなんかも今のうちだったら親が作ることも可能。

18歳成人以降も親が権限を持つための「後見制度」

後見制度って成人してからの話かと思ってたけど、成人前のうちに「親権を使って」できることがあって、任意で後見人を選ぶこと。

法定で家庭裁判所から選出された人(専門家)には報酬を払うけど、任意後見人は無報酬でもよくて、自由に選任できる。

子が18歳になるまでに、父親が子の代理人となり、母親を後見人にしておく。

またその逆パターンで母親が子の代理人となり、父親を後見人にしておく。

たすき掛け、ダブルで後見人を選定しておけば、どちらかが万一の場合に困ることがなくなるということ。

親のどちらかが死んだときに有効となる遺言状

親がどちらかが先立てば、当然子供たちにも法定相続の権利が生じる。だけど、意思の疎通が難しい場合、これがネックにならないように、両親のどちらかが死んだときに、妻または夫に全財産を相続すること、これを公正証書で作成しておく。

これがないと遺産相続の協議が必要で、判断能力のない子には後見人が必要となる。

また相続した遺産も後見人が管理するため、親が勝手に使うことはできない…。

などなど、もう目から鱗な情報ばっかりで、本当に見てよかった…。

さっそく夫にもこの話をして、我が家もいよいよマイナンバーカードを作るところから行動を開始した。

なんか知らな過ぎてもうどうしようって思うけど、みんなどこも同じよね?学校で習うわけじゃないし、子供たちの学校でこういう案内を受けるわけではない。

むかし思ってた「公証役場」って何するとこー?という疑問が身近になってきた。

今日は恐ろしく文章がまとまっていないけど、知って良かった!すぐにやらなくちゃ!という興奮の記録になったかと思う。さっそく新カテゴリーとして、「親亡き後問題」を作ってみました。

昨日生まれたばっかりだと思っているのは親だけなんだよね…。ホント

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サ高住探し、母に費用面での妥協が生まれる

前記事の続きです(続きという割に間が空きすぎている件)。

昼夜二食、管理費含め月額は約11万円ほどの「住居型老人ホーム」、系列2件見学に行った後、母の中で「現実を見た感」が生まれたようだった。

1件目の老人ホーム。食堂にトースターがあるものの、他人と共用っつーのは私もちょっと…


次の電話では、もうちょっと費用上がってもしかたないけど、やっぱりトイレは部屋に最低限欲しいと言ってきた。あと部屋でパンくらいは焼きたいとも(母は朝食はトースト派)。

見学に行ったことで、しっかり見えてきた「希望とする所」

またイチから老人ホーム検索サイトを調べる日々。
少しだけ金額上乗せするとトイレあり居室はたくさんある。
それがサ高住で要支援2でも可なところを場所の範囲も広げつつピックアップしていく。

百貨店の中に実店舗のある老人ホーム紹介センターみたいなところのリストでよさそうなところを見つけたので、ネットから見学の予約を入れる。

ネットで問い合わせするとすーぐ電話かかってくるのどういうシステムなんですかね?


すぐに担当者から電話連絡があり、こちらの状況を伝えた。
トイレのことと、要支援2で選択が狭まっていることも伝えた。

ネットの検索リストでは空室があったと表示されていたところが、実はもう満室デシタという結果に終わったので、ほんとに最初の最初にいくつかパンフレットを取り寄せたところのをもう一度見てみる。

ふりだしに戻ってからが勝負だ…何事も

現実が見えてから再度パンフレットに目を通した結果

探し始めてすぐのころは、取り寄せたパンフレットの「良さそうなところは高い」をいうイメージが、実際に見学に行ったあとに違って見えた。不思議と(笑)。どんどん現実に近づいてきた感じ。

その中で、居室に「お風呂トイレキッチン」が揃っているところがあり、要支援もOK!見た感じなんか豪華そうだし~、当初探していた範囲よりも遠かったので、あまり真剣に見てなかったけど、見れば見るほど「ここしかないんじゃない?」って気になってしまった。

不動産会社が大元で、介護事業も手掛けてる企業。そこが市内にいくつかサ高住を作ってて、ちょーっと費用はあがってしまうけど、一番わたしの自宅に近いところはちょっと高くて、そこよりも遠く不便なところにある系列のサ高住に電話連絡してみた。

系列2件を見学させてもらうことになった。費用はどちらも似た感じなんだけど、部屋によって多少バラつきがあるので、安い部屋が空いていれば結構いいんじゃないかと。

ちなみに費用は、賃料+共益費+基礎サービス料で、11万~12万ほど。これに食費がかかることになる。一件目に行ったところより、おそらく4万円ほどは生活費としてかかりそうだ。

とりあえず見学にGO!!だ

(つづく)

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サ高住の見学1件目~はしごで2件目

前記事の続きです。

費用はお安いのだが…居室が狭い&バストイレなし(キッチンもなし)で、ベランダ窓開けたらお隣のマンションの人とコンニチワ状態の1件目サ高住。話の流れで系列の別施設がここの近くにあるというので、車で営業担当さんの後ろにくっついていった。

私の家からも徒歩でも通えるところにサ高住があった

なんかうっすら老人ホームのようなところがあったなぁ…程度の記憶しかなかったけど、ちゃんとサ高住があった。畑の真ん中にドーンと建ってて、先ほどのところよりもゆったりした造りの印象。いちおう徒歩圏内にコンビニがあった(周囲全部畑なので離れたコンビニの場所が目視できてしまう)。

系列は同じなので、内装や集合スペース、費用はほぼ同じなのだが、ここは併設のデイサービスがない。なので、日中でも「しーん」とした感じだった。

居室が半開きになって入居中の部屋もチラ見えしたが、本当にベッドと小さいテーブル、テレビ台にしている物入がある程度…。この部屋で人生の最期まで過ごすと思うとどうやって暇つぶすのか…という気持ちにさせられる。男性はそんな人も多いのかと思うが…。毎日、病院と同じようなところにいる感じがする。

無趣味の高齢者って、何が楽しみなんだろう…って、義父を見てて思う…

やはり居室にトイレがないのはネックだ

ここもやはり居室に風呂トイレがない。そして入浴も順番制で、入りたい時間をあらかじめ予約しておくシステム。

空室になっている部屋を確認し、トイレへの行き方も見たけど、やっぱり部屋にトイレがないというのは母的にはひっかかるところらしい。

なお風呂に関しては、若いころは寮生活をしていたので、風呂が共同なのは慣れているから大丈夫だけど~という(その若いころって今から60年ぐらい前の話…)。

期待できそうにない食事

食事は部屋に持ち込んでもよいけど、ここで調理されているものではなく、どこか仕出し屋から運ばれてきたものと、汁物がつく程度のよう。たぶん、食事に関してはどこもこのような感じだと思う。最初の母の希望でいうところの「料理は自分で」というのは最大の贅沢なのかもしれない。

費用のことについて耳打ちされた話

とりあえず母も私も後ろ向きの気持ちで、また他の所も色々見ていきたいので~と言って、見学もエンディングへ。その際、男性の営業さんが私に耳打ちとまではいかないけど、母の耳には入らないように私に言ってきた。

もし生活資金がこの先なくなることがあっても、生活保護の申請をしていただく事で利用は継続できますので、そのような際にはご相談いただければ…と。

生活保護を受けているかどうかで入居の可否があるのは検索サイトで知っていた。ここは比較的安価で入れるので、生活保護を受けている人もそれなりにいそうだな…という感じがした。

私もその時は、この先ずっとずっと母が元気で、でも年金をもらっていないし、そんなに大金を持っているとも思えなかったので、やっぱり費用のことは心配だったので、その営業さんの教えてくれたことは有難くもあったけど、だからといってここが第一選択になるかといえばそれは微妙…。本当に私の自宅に「近い」というだけ。

いくら近くても、母が「ここがいい」と思えるポイントが押さえられているとは言いがたいので、ほぼ「ふりだし」に戻る状態になってしまった。

(つづく)

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サ高住の見学1件目のこと

前記事の続きです。

老人ホームの検索サイトに掲載されていなかったサ高住にアポイントを取ってみた。

私の自宅のかなり近いところにあり、築年数も浅め。できた時にはなんの建物だったのかわからなかったけど、近くを通りかかったときによくお年寄りがシニアがシルバーカーを押している姿が見られたので、老人ホーム的なものだとは思っていたのだが。
そこはサ高住というか住居型老人ホームという括りになっていた。

公式HPから事前情報を探る

普通に名前でググって、電話番号とHPを調べる。
県内いくつか施設があり、老人ホームのほかデイサービスもやってる。
主に介護系の事業を展開している企業のようだ。

費用的には「お安い」ところだった。昼夜二食で管理費含め月額は約11万円ほど。

ただし部屋にトイレ風呂はなく、キッチンもない。いわゆるほんとにただの個室状態。でも安い。
どこにも見学に行ってないので、第一弾としてまずはどこか見ておかないと…という気持ちだったので、近いし!買い物に行くにも近くにスーパーあるし!何より私の自宅に近い!というのが母への紹介ポイントとなった。

まず電話でお問い合わせ

直電し事務のお姉さんに少々お尋ねしたところ、以下の聞き取りに成功した。

  • お風呂は週二回。それ以上の回数入浴したい場合は別途料金になる。
    (え?年寄でも週二回だけってきつくない?)
  • 部屋にはオーブントースターなどは置けない。冷蔵庫は可。
    (火元管理が徹底されている…けど、パンも焼けないね。朝食みんなどうしてるのか?)
  • 建物の1階がデイサービスになっている。

見学のアポは直接営業担当者から電話をもらって日時を決めますとのこと。
その日の夕方に営業担当者(女性)から電話があって、見学の日取りを決めた。

いざ見学。遅れてきた営業担当者…

見学当日、母を迎えに行って、施設を訪問した。エントランスはやや手狭な印象。

受付の窓口付近にいたおじさんスタッフ(ほぼおじいさん)捕まえて、○○ですけど見学に来ましたとあいさつしたら、ハナシ伝わってなかったみたいで「え?」みたいな反応。
営業の○○さんとお約束なんですけど~というと「あぁまだ来てないです」とだけ。
え、こんな感じなの…?

十分ほど待って、介護スタッフ風じゃない男女が入ってきたので「あ、この人たちだな」と分かったのですが、向こうはこちらを見てもお待たせしました~みたいな反応じゃなくちょっとアレ?な反応だった。
そこは営業なんだから、エントランスに見知らぬ一般人がいたら訪問客だと思って対応していただかないと…(あきらかに私より年が上に見えますが?)。

軽く挨拶をすませ、見学へ。3階建てで2階~3階が居室となっている模様。食堂に電気ポットやオーブントースターがあって、パンは焼けるみたいだ。

居室見て「…」となった。

とにかく「狭い」の一言。入口はガラガラの横開きのドアで、車いすバリアフリーだけど、6畳もないような床張りの収納スペースもなし。とにかく真四角な個室でベッド+小さなテーブル、物入ぐらいしか置けなさそう。

床はフローリングじゃなくて、病院の床みたいな素材でした

ベランダから外を見てみたら、かなりの至近距離で建っている隣のアパートとコンニチワ状態で、日当りゼロといっても過言ではない。私が見てもびっくりだったけど、母もかなり衝撃を受けたようだ。

「お値段相当」とはこのことだなと。

入浴とトイレについて

お風呂場にコイン洗濯機があった。そして入浴の順番はお風呂の入り口のところ紙が貼っており、日時が印刷されたものに、入りたい時間帯に名前を書いておく制度だった。

お風呂に緊急ブザーなどはなかった。そのことについて営業に聞いてみたら「ご自宅と過ごされるのと同じ」とのこと。別途サービスで入浴介助を頼むことはできるのだが…。

でも一番母が困惑していたことは、トイレが遠いこと。廊下を行って行って…のトイレだと、日中はまだいいけど、夜間何度もトイレに起きるのでそれは困るらしい。

あと1階にあるデイサービスも覗いたけど、特にダメっていうのはないんだけど…でも特筆するようなこともない、お年寄りがたくさんまったりしてるだけって感じの空間。あとちょっと大きめの浴室もあるようだけど、そこはデイに通っている人だけみたいだった。

営業担当者との面談

一通り見終わって、個室に案内され、いちおう面談的なものを。費用はとにかく安いんだけど、ちょっと営業担当者の女性の圧が気になったなぁ…。私でもちょっと圧強いなと思うんだから、年寄相手の会話のテンションではなかったと思う。まぁゴリゴリの営業っ!って感じの女性だったが。

対してもう一人男性の営業がいたんだけど、こちらはたぶん女性の上席の人で対応はソフト。ホスピタリティーもある(母が靴を履くときに椅子を出してきたり、扉の開け閉めや、装いなどを褒めたり…)。

いちおうこちらは見学の一件目なんです!ということをアピールしつつ、デイサービスの利用のこととか(囲い込みではないけど、こちらのデイサービスのみご利用いただく形で…。それを囲い込みというのではないのか??)なんかな~というポイントが多くてちょっとお茶を濁していた。

場所的なことはいいのだが、いかんせん隣のアパートと近すぎて今の空き部屋だとちょっと…みたいなことを言ったら、近くにもう一軒系列のサ高住があるそうで、そこから急遽話が進み、そちらにも見学に行くことになった。

営業さんの車の後ろにくっついて運転してものの5分。あらこんなところにもあったのね?という場所にちょっと大き目な施設があった。

そちらの見学の時の話はまた次の記事で。

(つづく)

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要支援2でも入れるサ高住を探して…

前記事の続きです。

サ高住選びを始める前には深く考えていなかった「要介護度」の壁にぶつかります。
いろいろサ高住を検索していくと、見えてきたものがありました。

サ高住でも要介護度の高めの人が「入れる」現実

あるサ高住のHPを見て驚いたことがあります。

「要介護3以上の方に喜ばれる料金体系となっております…」的な事が書いてありました。それを読んで疑問に思ったのです。要介護3以上といえば、自宅介護が困難な状況の方になると思います。

いわゆる「特養」(特別養護老人ホーム)の入居条件が要介護3以上なのですから、それ以上の方の介護度の方が自宅で介護サービスをフルで使うと費用とマンパワーがかさむことになりそう…というイメージ。

だけど特養はどこも満床満床で、待機が100人超えとかが通常みたいです。実際、このあたりの特養の待機人数を見てびっくりしました。同じ人が複数の特養に待機を申し込んでいるとは思いますが、重複してるにしても3桁待ちではいつになったら入れるのか…。

そのような特養に入りたいけど入れない待ちの状況で「サ高住」入居で、特養を待つ…ということなのかなと思いました。もう家では見ることはできない(マンパワー的に)から、そこで待つという。

なんだか切ない気持ちになってしまいますが、そういう視点でサ高住検索をしていると、見れば見るほど合点がいきます。検索サイトには表だっては書いてあることではないですが。

需要と供給のズレ。サ高住の中でも高低差のある「入居者基準」。

もちろんサ高住で要支援でも入居可のところはあります。ですが、要支援だと+の費用がかかる場合がほとんど。一見、入れるように見えても、要介護と要支援で費用に差があるのでは、あえてそのサ高住を選択する要支援の人はいないと思います。

  • 入居者が「要介護1」以上が条件
  • 自立・要支援でも入居は可能だが、要介護認定がないとプラスの費用がかかる
    (“自立支援サポート費”等の名目で、+50,000円ほど月額費用に加算される)
  • 逆に要介護3~5だと月額費用から30,000円ほど減額される
    (ただし、それ相応の外部サービスを頼むことになるので月額が抑えられるということはなさそう)

という現実があった。ならば、どこがいいのか…。
要支援1が一番得をするなんて話を聞いたことがあるが(亡き父が要介護1で数年通した)、母が要介護1となったら選択の幅が広がるのに…でもそれはそれで家族としても本人としても困るのは明白。

なかなか進まぬサ高住探しにイライラしてる頃だった。

(つづく)

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約半年ぶりの更新ですが…いろいろ変化ありました

前回の更新が昨年12月だったとは…。いろいろありすぎてPCに向かう時間と気力がありませんでしたが(汗)、それもやっと終わったような感じです。

母がサ高住に入居

まず、母のことですが、あっという間に「サービス付き高齢者住宅」への入居が決まり、即引っ越し。なんとかかんとか新しい生活にも慣れてはきているようですが、そのかわりこっち(私)の出番が必然的に多くなって、なんだかなぁ~という気持ちが沸きつつあります。

支援が必要なのはわかるのですが、親が子に依存する気持ちが大きくなっているような気がします。まぁ歳のことを考えたら当然ですけどね。こっちにはこっちの都合ってもんがあるんじゃわ…と言いたくなる気持ちを抑えているとなんかモヤモヤが募ります。

息子が支援学校高等部に入学

こちらも大きな変化ありです。無事、支援学校の高等部の受験を終え、中学を卒業し、娘と同じバスに乗って、高等部へ通学をしています。中学と大きく変わることは、「宿題が出ない」です!

たぶん、生徒によって宿題があるなし変わってくるのでしょうが、うちの息子はとくに宿題を出されることはなく、週2回はデイサービスに迎えにきてもらい、週3日はバス下校で私がバス停まで迎えに行き、ただひたすらだらだらしています…。これでいいのか?と思う気持ちもありますが、まぁ余力なしなので良しとします。そのかわり学校でちゃんと就業に向けた学習をしてもらえれば…。

実家を売却、そして撤去工事へ

置いておいてもしかたがないので、母の希望もあり実家を売却する話は以前から出ていました。ただ、買主の問題が少々ありすこし時間はかかったのですが、無事その点もクリアーとなり、トントンと話が進み、もう撤去工事が始まっています。この時間にもどんどん壊されているのだろうと思うと、やはり予想はしていましたが、気持ち的に苦しいですね。私にとっての実家とは決して楽しい思い出にあふれているものではありませんでしたが(むしろ辛い悲しい記憶の象徴でもあるかも)、実家がそこにないという瞬間にこれから立ち向かうと思うと勇気がでません。なぜだろうと自分でも思うのですが。

母の弟もサ高住に入居した

母がサ高住に入ったんだよと兄弟たちに連絡をしていたところ、母の弟も独身なので今のマンションを出てそういうところに入りたいと相談されたそうです。同じマンションで独居老人が孤独死されたことをきっかけに何となく居づらい空気があったそうで…。

かなり預貯金があるみたいだったのですが(母談)、都内の一等地のものすごい豪華な老人ホームに入居がきまり(事前審査楽々クリア)サッと引っ越しを済ませたようです。パンフレット見て目が飛び出そうになるくらいの高級ホームです。羨ましい…。

そんなこんなで、ブログ更新もぼちぼち進めていきたいと思ってます!特に手続きお金制度…いろいろと備忘的なことがこの半年の間にありすぎたので。

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